株式会社精茶百年本舗

商品ブランディング

Date2022.03.17

原料調達、加工焙煎、調合、飲用の流れを
藤原の時代に置き換えた架空の絵巻物

岩手県一関市に本社を構える精茶百年本舗の60周年記念事業として「平泉 百年の郷」ブランドの立ち上げ、『百年茶 金箱』の商品開発と販売計画を行った。

『百年茶』とは、世界文化遺産でも有名な平泉に伝わる藤原氏ゆかりの秘伝薬を元に、現代人の口に合うように”お茶”として改良された、いわゆる健康茶の元祖だ。その『百年茶』の中でも『金箱』は最も良い素材を使い、ブレンド数も36種類を数える最上位ブランドである。

パッケージデザインは、現代の『百年茶』の「原料調達」「加工焙煎」「調合」「飲用」までの流れを藤原氏の時代に置き換えた架空の絵巻物として描き起こしたものだ。「素材を野山で摘み、工房で加工し焙煎、五味調和に基づき調合し、お茶として人々を癒す」シーンが霧の切れ間に現れる幻想的なイメージとなっている。物語は古文で起こし書家により草書で書かれた。平泉の金色堂をイメージする金色の箱は、『百年茶 金箱』のためにオリジナルで展色した金ボール紙を使用している。

ネーミング、ブランドコンセプト、ロゴマーク、パッケージ、ウェブサイト、ブランドブック、新聞広告、通販ツール、ダンボール、ポスターなど制作は多岐に渡った。

平泉の金色堂をイメージする『百年茶 金箱』。
百年茶に配合される和漢素材。