双葉町ダルマ市実行委員会

双葉ダルマ事業

Date2024.06.11

江戸時代から伝わる新春の恒例行事
『双葉町ダルマ市2024』開催

「七転び八起き」や「大願成就」などの意味を持つ縁起物として長く親しまれているダルマ。その仕来りは福島県双葉町でも「復興のシンボル」として今もなお受け継がれている。
今回は、そんな双葉町で今年1月に開催された「双葉町ダルマ市2024」を紹介する。

双葉町ではおよそ300年前の江戸時代からダルマ市が開催されていた。そこでは様々な縁起物のダルマが販売されていたが、双葉町独自のダルマがなかったことからおよそ30年前にJAふたば女性部双葉支部の方々の手によって「双葉ダルマ」が誕生した。しかし2011年の東日本大震災、原発事故の発生により町民は避難を余儀なくされてしまった。そこで、そんな状況下でも“双葉町民の誇りと希望を繋ごう”という強い思いから「双葉ダルマ」をモチーフにした「双葉ダルマ事業」がはじまった。「双葉町ダルマ市」もその事業の一つとして毎年開催されている。今回弊社では、「双葉町ダルマ市2024」のイベント制作から各事業者様との連携、当日の運営までを担当させていただいた。

今年の「双葉ダルマ市2024」は1月6日(土)、7日(日)の2日間に亘り、双葉駅周辺エリアにて開催された。1日目には開会式や子供樽神輿、キャラクターショーのほか、「LOVE FOR NIPPON」やお笑いステージ、巨大ダルマ引きなどのプログラムが開催された。特に、巨大ダルマを中心に町民が南北でわかれ、互いに引き合う「巨大ダルマ引き」では、南側が勝てば商売繁盛・家内安全、北側が勝てば無病息災・身体健固の1年になるとされ、多くの来場者が参加し会場内は熱気に包まれた。白熱の戦いの結果、今年は南側が勝利となり会場内は大盛り上がりとなった。
そして2日目には、地元団体による民俗芸能発表会やダルマ神輿、大道芸ステージ、閉会式のプログラムが開催された。その中でもひときわ来場者の目を惹いたのが、双葉町消防団第二分団所属メンバーによる「ダルマ神輿」である。「わっしょいわっしょい」という力強い掛け声のもと、出店者の商売繁盛や来場者の家内安全、双葉町の復興を祈願して会場内を練り歩く様子は非常に迫力があり、活気に溢れていた。
また、会場内には数多くの出店者が立ち並び、「双葉ダルマ」の販売はもちろん、たこ焼きやカレー、ハンバーガーなどの食事ものから、カヌレやクレープなどのスイーツ、ハンドメイド雑貨とより取り見取りのものが販売されていた。来場者は出店の種類の豊富さに迷う様子がありつつも、終始笑顔を見せ満足そうにされていた。

2日間に亘って開催された「双葉町ダルマ市2024」は、新年早々にもかかわらず3,000人以上の来場者で大賑わいとなった。今後も、この「双葉町ダルマ市」が、ふるさとを離れてしまった双葉町民や双葉町に思いを寄せる人々の再開の場、そして人々の笑顔溢れる場として続いていくことを祈っている。

子どもも大人も一致団結して互いに引き合う巨大ダルマ引き。
標葉せんだん太鼓保存会による迫力満点のパフォーマンス。
ガッシリとした男性陣によるダルマ神輿の練り歩き。
数多くの出店と多くの来場者で賑わう会場内。

[双葉町観光協会:FUTABA DARUMA(双葉ダルマ)公式サイト]
https://futabadaruma.jp/