株式会社ダイチ

商品ブランディング

Date2022.03.17

『漢方和牛』という"苦そう"な名前は、
変えるべきなのか!?

東北自動車道「築館インター」に差し掛かると見えてくる小さな牧場の看板が印象的だった。『漢方和牛』という和牛のリブランディングをする数ヶ月前の事。草原でもなければ、平坦でもなく石がゴロゴロして本当に牧場? そんな第一印象がこのブランドを表現する核となった。

この仕事は『漢方和牛』という”苦そう”な名前を変えたいという依頼から始まっている。しかし、今まで積み重ねた認知資産を捨てるコト、一度聞いたら忘れられないインパクトのあるネーミングをどうしても変える事に賛成できなかった。

そこで、ブランド名をそのままに、視覚的表現だけで”苦そう”な印象を払拭し、さらに女性にも受け入れてもらえるナチュラルさを演出することにした。また、新たに始まる漢方三元豚の展開も視野に入れて、それらを牧場長関村さんの名前を入れた”関村牧場”というブランドで括ることも提案した。「ロマネ・コンティ」フランスの有名なワイン。このワインの様に、生産者の名前をブランド名にすることで、小さなブランドは信頼感を得る。

リブランディング後も商品開発、各種パッケージ、ブランドブック、リーフレット、商品カタログ、ショッピングサイト、展示会ブースなどブランド運営に関わる部分をお手伝いさせていただいている。

傾斜のきつい牧場は、牛の足腰を強くし良質な肉になる。
『漢方和牛』のシャトーブリアンとワイン。
『漢方和牛』を使用した商品のパッケージデザイン。
『漢方和牛』を伝える印刷物。