宮城県

式典の企画・制作・運営

Date2022.03.26

県内製造のバイオガス燃料を使用し
9市町の火を集め「宮城県の火」へ

「パラリンピック聖火はみんなのものであり、パラリンピックを応援するすべての人の熱意が集まることで聖火を生み出す」という国際パラリンピック委員会の理念のもと、宮城県内9市町(仙台市、石巻市、気仙沼市、角田市、岩沼市、東松島市、大崎市、亘理町、加美町)それぞれで採火された種火を一か所に集め東京へ送り出す式典を開催。

県内の支援学校の生徒やジュニアリーダーの子供たちが製作した縄文土器を聖火皿として使用し、燃料は県内6か所で実施した「バイオガス製造出前講座」にて、生ゴミなどを原料として製造された、再生可能エネルギーであるバイオガスを使用。通常の式典演出面「バイオガス」という過去に使用例の無い燃料を安全に使うための防火対策や転倒防止対策などシビアな対応が求められた。

式典内では採火を行った9市町の採火時の様子をスクリーンで紹介した後、まずは9市町の火を一つにまとめ、「東京2020パラリンピック聖火・宮城県の火」とし、2016年リオデジャネイロパラリンピック・ウェルチェアラグビー日本代表で主将を務めた、庄子健氏がトーチへ点火した。

各市町集火担当者の登壇中にスクリーンにて採火時の様子を紹介。
ステージ中央の聖火皿からパラトーチに点火する庄司健氏。
ランタンにて東京に送り出される聖火。
東松島市のジュニアリーダー達が製作した縄文土器の聖火皿。
会場外から通風口を通してステージ上の聖火皿へバイオガスを供給。