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東北絆まつり

Date2022.06.09

他では読むことができないイベントアーカイブ、「つくる人からお伝えします」vol.2。
参加者の目線ではなく、イベントをつくりあげるプロの1人から、イベント当日の様子をレポートする。
今回は2部構成の前編として『東北絆まつり』イベント編をお届け。

3年ぶりのパレード開催!
『東北絆まつり2022 秋田』

2011年に東日本大震災の鎮魂と復興を願い始まった「東北六魂祭」。
現在は「東北絆まつり」としてその思いを引き継ぎ、東北6市の持ち回りで開催している。
ぐるりと東北を一周し、秋田での実施は7年ぶり2回目。

当社ではメインイベントである「東北6祭りパレード」の運営を東北六魂祭から引き続き担当した。
東北六魂祭のWORKSもどうぞご覧ください。▶WORKSはこちら

 

コロナウイルスの影響で、パレードを行ったのは実に3年ぶり。
祭りといえば「密」に演者も観客も盛り上がるのが醍醐味であるが、今年は感染対策をしっかりとった上での実施となった。
会場は秋田市八橋運動公園のソユースタジアム。
これまでの絆まつりでもパレード演出を担当した大和田が、今年もディレクションを行った。

それでは早速、パレード演出ディレクターの大和田に密着。

2022.05.27(金)前日準備

リハーサルの打ち合わせ中。

パレード進行ディレクター、まつり団体アテンドチーム、テクニカルスタッフ、MCさん…など、パレードを支えるイベントスタッフ達が大集合。
今回の一番の懸念点は天気。本番日は天気の雲行きが怪しく、雨天・強風対策を全員で再度確認しあう。
降水確率は70%。無事晴れると良いのだが…。

一方、庶務チームはトランシーバーの準備。
今回は大規模イベントということで、エクシードでは99台用意。

2022.05.27(金)前日リハーサル

まつり団体の方々を迎え、実際の立ち位置やタイミングを確認する、場当りリハーサル。
今回はパレードだけでなく、各まつりがそれぞれスポットライトを浴びる見せ場もあるため、入念に打ち合わせと調整を行う。

リハーサルの竿燈8本。夕焼けと夜空のグラデーションに、竿燈のオレンジのあたたかな光が浮かび上がる。

2022.05.28(土)本番前準備
参加者オリエンテーション

いよいよ当日、本番前。

各市長を始めとした参加者へのオリエンテーションの最中をパシャリ。
パレードの流れと共に動きを確認し、最終調整をしているところ。
色とりどりの法被や浴衣、華やかな衣装に段々と気持ちも高まる。

東北絆まつり2022 秋田 パレードスタート

オープニングは秋田の和太鼓チーム「やまばと太鼓」。スタジアムに力強い太鼓の音が鳴り響く。
大和田はスタジアムを見渡し、まつり団体を管理する各ディレクターへ指示を出す。

まずは開催地の秋田、竿燈まつりからスタート。
雨だけでなく風も吹き荒れるスタジアムにて、竿燈8本が前後にしなる。
立ち上げることすら厳しい天候の中、逆風に立ち向かう竿燈。
倒れても、何度も、何度も、技を披露しようとする差し手の姿からは、プロの執念を感じた。

竿燈まつりを筆頭に、しなやかな盛岡さんさ踊り、山形花笠まつりが続く。
その後、仙台のすずめ踊り、福島わらじまつりが掛け声とともに場を盛り上げていく。
最後は青森のねぶた祭が登場。跳人の後ろを4台のねぶたがスタジアム内を蛇行し、東北6市が集結。

福島わらじまつりを引率する、エクシードコネクト郡山の社員。
福島の大わらじは市長を乗せたまま、傾くパフォーマンスも!(ヒヤヒヤ)

会場の熱量もピークになってきたころ、
さらに中央の芝生エリアにてミニパフォーマンスが開始。
各祭りにスポットライトが当たり、インタビューを交えながら東北6市祭りの魅力アピール。

 

照明を活かしたパフォーマンスはスタジアム開催ならでは。
大和田も意気込んでいたこの演出は、各まつり同士が盛り上げ合うシーンもあり、「絆まつり」を象徴する一場面となった。

進行の大和田目線の写真。東北6市祭りを一目で楽しめる、贅沢な一枚。

秋田市長の未来への宣言が終わると、気がつけば竿燈がトラック内にずらり。
ホイッスルの合図で一斉に竿燈が上がる。

フィナーレは竿燈総勢48本の圧巻のパフォーマンス。
観客席からはどよめきが上がり、スタジアムに盛大な拍手が送られた。

パレード終了。出演者への給水も運営業務のひとつ。雨の中お疲れ様でした。

こちらは5月29日(日)の様子。
風はあるもののカラッと晴れ、絶好のお祭り日和。

天候に恵まれない日もあったが、まつり関係者・スタッフ・秋田の皆様の多大なるご協力のおかげで、
東北絆まつり2022 秋田は大成功で幕を閉じた。

これまでの中止の連続、また集まってお祭りを開催できる喜び、伝統を継承する人々の想いを思うと頭が上がらない。
故郷を思い出し、なんだか帰りたくなる。そんなイベントであった。

☆あとがき☆
筆者は絆まつりに携わることも初めてであれば、花笠まつり以外のまつりを見たのも初めてだったため、
今回はただお祭りに興奮している人のイベントレポートになってしまう事態に。

す、すみません…。夏休みの作文みたいになってしまいました。
正直、自分の出身である山形の「新庄まつりが一番最高だぜ!」と思って23年間生きてきたもので、ここまで感動するものだとは思っておらず、リハーサルでゴッソリ泣いていました。
(ここで、どうやら横笛の音を聞くだけでジーンと涙腺が緩んでしまうことを知る)

 

これではイベントの裏側密着とはいえないため、後編としてさらなる裏側をお届け!
『東北絆まつり』準備編、次回更新をお楽しみに。

 

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