大手電気通信事業者

デジタルショーケース

Date2022.03.24

ユーザーがコンテンツを選択して閲覧する
タブレット操作型のデジタルサイネージ

大手電気通信事業者の運営するギャラリースペースのリニューアルにあたり、ICT技術を活用したソリューション事例の展示に関する依頼を受けた。クライアントの顧客は地方自治体、教育や医療、農林水産業、一般企業(BtoC、BtoB)など、あらゆる分野に渡っており、コンテンツとなるソリューション事例の動画も計30種類以上の大ボリューム。ギャラリー来訪者の属性も幅広くなることが予想されるため、関連のあるコンテンツだけを「選択視聴」可能な仕様が求められた。

そこで、モニターの手前に操作用のタブレット端末を埋め込んだ什器を設置し、タブレットでジャンルとコンテンツを選択すると大画面でコンテンツが放映される仕組みの「デジタルショーケース」を提案・製作。来訪者が興味関心に応じてコンテンツを選択視聴できるだけでなく、VIPへの施設案内などスタッフが端末を操作して事例を紹介する場面においてもスムーズでスマートなオペレーションが可能となった。

また、通信分野における東日本大震災の被害と復興の様子をまとめた「震災復興コーナー」でも同様のシステムを活用。こちらでは、被災、復旧、復興、防災といったフェーズ毎にカテゴライズされた取り組み動画が視聴可能となっている。同コーナーは令和3年7月、震災伝承ネットワーク協議会が認定する「震災伝承施設」として正式登録され、ソリューション事例と合わせて一般公開されている。

デジタルショーケースの操作画面。
通信に関する「震災復興コーナー」。