小野食品株式会社

サービスブランディング、インターナルブランディング

Date2022.03.15

水産加工というイメージから
“魚の料理屋さん”という視点へシフト

岩手県釜石市の水産加工会社小野食品の個人向け通販事業『三陸おのや』のブランディングと販売計画を担当した。

全国へ向けて通信販売を行うため、広告代理店のマーケッタと共に販売戦略を練り、新聞広告や折り込みチラシを展開し、BtoCの新しい収益を生み出している。ブランディングデザインでは、水産加工という視点ではなく、魚料理を出す料理屋というイメージで「普段着のごちそう」をコンセプトに展開した。水彩画とやわらかいトーンの写真でブランドブックやウェブサイト、売り場のディスプレイ、商品カタログなどのイメージを整理し、統一した。商品カタログの裏面を「釜石マップ」や「橋上市場カレンダー」など、実際にお客様が活用出来る仕掛けとしても表現し好評を得ている。

また、PR展開としても、全国媒体への認知拡大のため、主婦層対象の雑誌中心に編集部へ”試食キャラバン”を行い、編集者へおいしさの実体験をしてもらった。反応の良かった媒体にはプレゼント提供を行い、露出と読者への味覚体験の確保へとつなげた。「魚惣菜の頒布会ビジネス」への取材を誘致するなどの活動も展開した。

看板商品「サバの味噌煮」。
釜石市魚市場のにぎわい。
撮影のためのサムネールを描く。
やわらかいタッチの水彩画で構成したブランドブック。
釜石の魚旬ごよみ。
ブランドのトーンを組み込んだ折込チラシ。
デパートの一角にある販売コーナーもデザイン。