金の井酒造

企業ブランディング

Date2022.03.16

100年をブックとムービーにする意味

『綿屋』は、宮城県栗原市にある酒蔵。酒質はもちろん、社長の経営センスもあり、「上質な食中酒」としてすでに認知されていた。100周年を迎える節目であることと、これからの10年を見据えて『綿屋』の酒造りをブランドブックにまとめたいという話をいただいた。

すでにある、ラベル(ロゴ)からくる洗練されたイメージを大切にしつつ『綿屋』の酒造りを、ただ丁寧に拾い集めて並べていった。

『綿屋』を飲みながら、ゆっくり読んでもらう。それが一番のプレゼンテーションになる。日本酒が『飲む綿屋』なら、このブックは『読む綿屋』ということになる。表紙は、一升瓶に実際に使われているラベルデザインを原寸で使い、「純米吟醸」ならぬ「純米吟醸本」とした。『飲む綿屋』と『読む綿屋』を一緒にプレゼントされたら…と想像すると、わくわくしてくる。

限定500冊は、和紙のカバーに箔押し、特別映像を収めたDVDが付く。

写真家・奥山淳志氏によりネガフィルムで撮影された。
ひとつの短編小説のような設えでまとめられたブックは、和紙のカバーで包まれる。