株式会社白蜂

企業ブランディング、商品ブランディング

Date2023.11.14

ファッションエリアの中心に
街行く人の“止まり木”となる場所をつくる

買い物する人、働く人、多くが行き交う仙台市の中心部で、ほっと一息つける“アルトいい場所”をコンセプトに、2023年にリノベーションを行った商業ビル。元々の『ストックマンビル』から『アルトスクエア』に名称を変更しての計画。

全面が壁で覆われて閉鎖的な印象だった東側1-2階のテナントスペースをカーテンウォールに変え、隣接する公園とのつながりを持たせる計画。1階にはテラス席も想定した全開放できる大窓を設け、カフェやレストランなどに最適なしつらえとなった。

ビルのロゴマークは『白蜂ビルシリーズ』のトーン&マナーに沿って、コンセプトや建物の特徴からデザインを起こしている。『アルトスクエア』の建物は矩形で門の形状をしている。さらに「ALTO」の文字を並べるみると、積み木のようにも見えてくる。そこから膨らませたのが幾何学的表現。“まるさんかくしかく”は禅の教えに通じるものでもある。

施設中央上部に配置した「吊り下げサイン」は、前面道路が狭いため、左右どの角度から見ても視認できるようにクロスさせた設計にした。その真下には、街ゆく人たちが一息つける「スクエアベンチ」を設置。オリーブの植栽と無垢材を使った座面で親しみやすく。正面の壁には、大きな三角形のネオンサインで『アルトスクエア』のAを印象付けた。そして、今回1番のチャレンジは、波型の施設サインだ。施工会社との計画には多くの時間を要したが、イメージ通りに着地することができている。

『白蜂』リブランディングプロジェクト2019
https://www.exd.co.jp/works/hakuho/

ビルのロゴは門の形状をした建物をベースに、幾何学的なタイポグラフィのデザイン。
見上げると「吊り下げサイン」がクロス形状で配置されている。
日当たりの良い施設中央の「スクエアベンチ」には、オリーブの樹が植えられた。
象徴的に配置された波型の施設サインは「一反木綿」と呼ばれている?
施設の内装イメージやサイン計画も『白蜂』のブランドトーンを反映。
夕方からは、照明もさらに効果的な印象。
「吊り下げサイン」にもLED照明を仕込んでいる。