株式会社白蜂

企業ブランディング、インターナルブランディング

Date2023.11.30

定禅寺通りの立地を最大限に生かし
『白蜂』らしさをオフィス空間へ投影

株式会社白蜂は、2019年からロゴマークやコーポレートフォント、名刺・封筒、ウェブサイト、所有ビルのロゴ・サインデザインの統一など、将来を見据えたビル運営を念頭にしたブランディングを行ってきた。

定禅寺通り沿いのオフィスビル「エイチプラス」の取得を機に本社移転をすることになり、オフィス構想のご相談をいただいた。ブランドの世界観を投影しやすい対象のひとつであるオフィスは企業活動として重要な取り組みとなる。

これまでに積み上げてきたVIをベースに空間づくりへ反映。「白い蜂からはじまった」こと、「美意識のある不動産賃貸業」であること、「仙台を拠点」としていることなどが、インテリアの色、素材、照明、サイン、家具の選定などに影響を与え、必然のデザインとなった。

ブランドカラーである白とグレーのトーンオントーン、蜂の軌跡をイメージしたチューブライトの照明、壁一面に描いた仙台市のマップ、定禅寺通りを眺めながらミーティングやランチが楽しいリラックススペースなど、落ち着いた空間ながらも見どころ居どころの多いオフィスが完成した。

『白蜂』リブランディングプロジェクト2019
https://www.exd.co.jp/works/hakuho/

計画の初期段階では空間の把握と使い勝手を意識した平面計画、イメージのすり合わせなどを行う。
エントランスのロゴサインはホワイトとクリアのアクリルを重ねサイドから光が溢れる演出。
エントランスとトイレは白い空間を意識。カフェスタンドは通路に設置し空間を有効活用。
エントランスからの通路の天高を低く抑えて、執務エリアでの開放感を強調。
ミーティングルームと執務エリアはガラスパーテーションで仕切り開放的な印象に。会議時はカーテンを使用。見えそうで見えないファブリックの選定が肝。
ミーティングルームは「蜂の軌跡」をイメージしたオリジナル照明や「曲げガラス」で『白蜂』らしさを表現。
壁一面に仙台市のマップを描いたグラフィックウォールを設け、所有するビルをプロット。
窓際には定禅寺通りを見渡すことができるリラックススペース。
ガラスパーテーションを効果的に使い、フロアの奥まで明るさと開放感を持たせた。